『人は自分の好きでないものを嫌う』という話別に『嫌う』必要は無いと思うのですが,どうしても好きでないものを嫌ってしまいます｡『好きでない』という状態が不安定に思えるのでしょうか? 陶器なんかはとても嗜好の強いものです｡

『私は磁器がすき』『私は陶器がすき』『刷毛目がいいの』『釉薬の濃いのがいいの』など,各個人本当に好き好きで,趣味が分かれます｡人の好むものを好きになる必要は無いし,それを否定することはありません｡『好きでないもの』を『嫌う』必要は全く無いのです｡

今日は、『過去・現在・未来』のお話をします｡私がこのような事を考えるようになったのは、私たちの社会はとても無駄が多く、『本当の力』を十分に使えていないと思うからです｡ぼくの仕事はとても集中力を必要とします｡そうでないといいものができません｡集中力を増すためには『現在(今)ここにいる』という感覚が要ります｡ふと、自分を省みるとき、『いま』に集中していないときが本当に良くあります｡

過去の悔いた思いや、未来への漠然とした不安・・この解決しようがない『思い』に『いま』が失われるのです｡私たちが何かを出来るのは『いま』の時しかありません｡しかし『いましかない』という時、すでに闇の未来への不安が入り込んでいます｡ どうすれば、『いま』に集中し，穏やかでいられるでしょう｡皆さん違う仕事をしておられますが、同じことを学んでいるのです｡

さあ、私もまた『いま』に集中し、柔らかいビジョンを持った陶器を作るとしますか・・・問題は山積していますが(＾＾；)

　『三寒四温』といいますが、最近は『三寒四夏』ぐらいですね。皆さんも体調には、くれぐれもご注意を・・・ところで、『動物』は好きですか？『動物』は見ていて飽きませんねえ。良く出来ているなあ、と感心します。寒いときには『毛皮』があるし、物を噛み切るのに便利な『犬歯』、山道では便利な『４輪駆動』です。

私達人類に、神様は何を与えてくれているのでしょう？人間には、『考えること』と『自由に動く手足』が与えられています。これは、他の動物には与えられていません。『 寒かったら、衣服を作りなさい。』と、神様は言っている様に思えます。現在、私達は『考えること』に頼りすぎて、手足を動かすことを忘れていないでしょうか？陶芸をしているとそんなことに気付きます。

忙しい方・・・たまには近くの公園まで、散歩でもしませんか？きっと、新鮮なアイデアが生まれますよ！！

どうして私達は、いつもせかせかしてしまうのでしょう？『そんなに急いでどこにいく・・』と昔ありましたが、私達の人生はどんなに長くても８０年ほど、４００年前にはあの’徳川家康’がまだ生きていたりします。最近、私達の『時間感覚』を変えていく努力が地球と共生し、温暖化をはじめとする環境を正常化するのに必要であると考えています。そこで、面白い実験を始めましたので、お伝えしたくて…

『１２』という数字は、とても意味のある数字ですね。時間はこの単位で動いています。　『１年は１２ヶ月』ですよね。ところで一年の始まりは？『そんなこと決まっているじゃないか、１月だろ』と誰もが思うでしょう。しかし、おやおや？ほんとうにそれでいいのですか？時計と同じように１月が過ぎるなら、始まりは１２月・・・になりませんか？

	たとえば、これで、今日（３月１３日）を考えると、矢印のあたりですね。しかし１年の始まりが１月なら・・・

こんなふうになって、今日（３月１３日）は矢印で、ぜんぜん位置が違うと思いませんか？４月までは、１年の前半戦、競馬で言えば第１コーナーでしょうか（私は競馬しませんが）このように一年を考えると、なんともゆっくりとした時間を味わえるように感じるのです。

私達の身の回りには、このような数字のマジックが多く隠されています。これを、自分なりにカスタマイズして、ゆとりを作り出すきっかけにすることができるはずです。　さあ、皆さんも考えませんか？２１世紀は『ソフト・ランディング』を、一人一人が、自分の中で学び、実行していく新しい季節の到来であると思います。そして、それこそが『地球との共生』に不可欠ではないでしょうか？