チェンチェン・グチェレス・コンサート 2006年5月27日

信楽には、大きな宗教団体の本山があります。その活動の一部に、NPO法人秀明会・自然農法ネットワークというのがあり、古い民家を移築して、自然農法で作った物を食べる・・生活実験をしています。
信楽町田代という山奥にあります。浅井郡(浅井長政が統治していた湖北の町)で実際に使われていた、古い民家を移築したそうです。これがまた、ホント落ち着くんです、いいわぁ。

秀明会・自然農法ネットワーク   



 
この、おくどはんで毎日、米を焚いて食べているといいます(^^;)
うまいやろ〜けどねぇ・・・・
古民家から小橋がかかっていて、
「野外ステージを作ったのでお披露目しますから来てね☆とお誘いがあったので行ってみたのですが、

秀明会名物・秀明太鼓  これはホントええもんです、チカラ強くて、時代錯誤した感じが。
野外ステージは、この日は風が強くて使われなかったので、またの機会にご紹介するとして、
そのときに行われる予定だったコンサートがMIHOミュージアムの正面玄関でありました。
歩いたり、電気自動車に乗ったりして、奥にある美術館へ行きます。めちゃくちゃ広大なロケーション
グラン・ルーブル(1993年)を設計したI.M.ペイ氏の設計した、とても桃源郷な美術館のホール

MIHOミュージアム I.M.ペイ氏の略歴

そして現れた!チェンチェン・グチェレス(Chinchin Gutiuerrez)。フィリピンで連続ドラマにも出演している有名な女優さんです。
フィリピン民族、地方に伝わる『子守唄』を8曲歌ってくれました。
旋律は、緩やかなギターやタブラーに合わせたもので、とてもゆったりと聴くことが出来ました。

チェンチェンはとても志が高い人で、
”『マザー・アース』は、子供のあなたを決して忘れない。それを思い出して欲しくて、子守唄を歌っている”といいます。
そして、フィリピン全土を回って、3年かけて収集した部族の子守唄から、歌ってくれました。

ときどき、背景の山上に向かって、感謝の祈りをささげながら歌います。


聴くほどに、馴染んでくる・・・そんな憐れみ深〜い音楽です(^^)



 おしまいには、秀明会・秀明太鼓のメンバーの笛と競演し、さくらさくらを歌ってくれました。
音楽は、人の奥深い記憶を呼び覚まし、自分がもっと高い存在であることをイメージさせてくれる、
もっともシンプルで身近な道具・・・

感性を豊かにすれば、陶芸やその他の芸術にも目を向けられ、人間そのもの、自然そのものも価値の高い、芸術性のあるもの・・・・・・と感じるようになるはずだと思います。

芸術の町にふさわしい音楽を聴かせてくれて、ありがとうございました!しかもタダでした!
秀明会はふところ深いわぁ・・・・(^^ゞ
 
また、チェンチェンに会いたいです☆
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