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最近、陶芸をしたいという方がずいぶん増えていますし、よく質問を受けます。どうぞやってください。 『1・窯 2・土 3・細工』と言われる陶芸も、そんなに遠くにあるものではありません。 皆さんのお庭やバルコニーから始めることが出来ますし、技術もたいそうな設備が無くても結構出来るものです。
このページでは、皆さんの質問や疑問に答えられる範囲で答えます。ただし『失敗』に対する責任は負いません。陶芸は、失敗の連続で成り立っているようなものですし・・・(^^)また、信楽に限って言えば、土や釉薬、道具などの購入をアドバイスできますので、『メール』の用件のらんに、『陶芸Q&A』と書いて送ってくださいね(BBSに書き込みでもOKです)その答えを、このページでします。 |
あなたの家でできる『陶芸教室』 00/O6/03 創刊号から |
こんにちは!滋賀県信楽町で、焼き物をしている 川瀬浩愛(かわせこうあい)といいます。 最近、陶芸に関心のある方が多くなっているのに、とても感謝しています。 {焼き物作り}は、『土』という最も原始的な素材を手で扱う事で、忘れがちな、 生命の『実感』を取り戻せるとてもすばらしいものです。 それを、{家の庭}や{バルコニー}の片隅を利用して簡単に始められる方法を お伝えいたします。ぜひ、『日曜陶芸』を始めてみてくださいね! 皆さんからのメールにお答えしていく事もいたしますので、何なりと聞いてください。 以下は、サンプルです。 Q: 窯なんかありません。どうやって焼成するのでしょう? A: 最近やってませんが、『七輪』に炭を入れても小物なら焼けます(はし置とか) @ 作ったものを十分に乾燥させます。(水分が残っていると膨張し破裂します。) A 『七輪』の上に網を乗せて、まるで魚を焼くようにころころさせながらあぶります。 (これで水分を完全に抜きます。『土が保有している水分』は、300度付近で 完全に抜けますが、一番膨張、破裂を起こしやすいので、注意!) B もう良いかな?と思ったら、箸かなんかでつまんで、七輪の炭の中に物を沈めます。 C 上からトタン(出きればレンガなど、熱の逃げにくいもの)をかぶ 後は待つだけ。 D 十分にさめるのを待ってからふたをあける。(基本:米の炊き方に似ている。 『は〜じめちょろちょろなかぱっぱあ・・・』 E はい!"炭化はし置"の出来あがりです。 * くれぐれも、土のはじけによるやけどに注意!* |
あなたの家でできる『陶芸教室』 00/O6/30 第4号 |
========================================================== あなたの家でできる『陶芸教室』 ========================================================== ■Jun.30, 2000 ---------------------------------------------------------- こんにちは!川瀬浩愛です。(以下コーアイと言います^^) さて,フラフラの状態からだんだんと回復してくると, クラクラするぐらいやる事が詰まっています。(^^;) 手仕事は,時間短縮ができませんので,つらいです。 私が最もこの仕事で好きなのは,やはり『焼成』しているときでしょうか。 どうなるのかわからない窯の中を想像しながら『雰囲気』を 高めていく作業はなんとも推理小説のようです。 (裏切られる事が多いですけどね。) それでもなお次の窯に挑みたくなるのは,私がうたれ強いからでしょうか? 7月28,29,30日は第48回信楽陶器祭りです。 1年に一度の大売出し!!お近くの方はお立ち寄りください。 詳しくは近日中に,ホームページで紹介します。 さて今回は・・・・ 〜・〜・〜・〜・〜・〜・<成形の前に>〜・〜・〜・〜・〜・〜・ 土の空気抜きは十分にできているでしょうか? 『菊ねり』などで土の中にある空気を充分に抜いてください。 空気が入っていると,成形後『ぷくっ』と膨らんだり,その部分が『穴あき』になったりします。 最も気をつけるべきは『水引き=轆轤成形』のときです。 ところが,私が得意とする『壁画』などは,空気は抜きません。 空気がある程度入っていた方が,『乾燥収縮』の時ひび割れを防ぐ事になるのです。 ちょうど『お肌』のようなものですかね。 突っ張った,ぴちっとした肌は,乾燥に弱いのかもしれません。 (お心当たりのある方はおられますか?) 実は成形よりも『乾燥』の方がテクニックが要るのです。 次回は『乾燥の注意』をワンポイントしますね。 ああ,壁画作りたい。長い事やってません。 食器ももちろん好きですが,何かと制約が多いですね。 形状(特に見こみ=底の広がり),色目,収納のしやすさ・・・・ これらをすべてパスしなければ売り物にはなりません。 その点,壁画は自分のイメージの沸き立つままにエネルギーをぶつければいいですから いつもはじけたい『わたし向き』ですね。(もちろん,技術は要りますが・・) 岡本タローさんのように『芸術は,爆発だ!!!』と 言える日まで,がんばりましょうっと。 ☆☆…………………………★お便りから★…………………………☆☆ お友達のももんがさん(女性)からこんな質問を受けました。 『ご相談があります。夏のキャンプ実習に(彼女は大学生に体育を教えている) 助っ人で参加するのですが,屋外で焚き火をするときに『陶器』を焼くことはできませんか?毎年,何か新しい遊びをしたくて模索中です。』 野焼き・・・ですね。 野性美あふれる『野焼き』はとても楽しいですよ!! キャンプファイヤーの代わりにもなりますが,日本のやきものの場合, 約24時間焼成する事を目安にしてください。 野焼きの方法,燃やす燃料ともいろんなパターンがありますが, 私達が前にやった『すごい野焼き』(なんとビードロまでついた!!)のやり方を次回ご紹介しましょう。 今回は,この辺で(^.^)/~~ |
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